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892/1000 革命が必要な時 

2026/05/04
892/1000 革命が必要な時 

明日は地域のお祭りで、その準備に駆り出された。

元々は平日に行われていたこの祭りだが、色々な思惑によってゴールデンウィークに移動された。

観光客を呼び込みたいという意図もあるのだろうし、時代に合わせた判断なのかもしれない。頭では理解できる。でも、現場に立つと、その変化はなかなかに重い。

子供の頃、この祭りは一大イベントだった。

あの独特の高揚感、屋台の匂い、町のざわめき。あの日だけは、いつもの町が別の顔をしていた。

けれど今は、申し訳ないがイベントとしてはオワコンと言わざるを得ない。

その意味や価値を語る人はおらず、形骸化した。

そしてもう一つ、当時の思惑に無かったものがある。

少子化と人口減少、そして核家族化だ。

主力となるはずの子どもと親たちは、ゴールデンウィークの方がむしろ家にいない。

出かける。帰省する。旅行に行く。

かつては学校を休校にしてまで地域全体で行っていたこのイベントも、今では人の良さと義務感で成り立つボランティア頼みと言えなくもない。

やりたい人がやる、というより、やれる人がやる。

その構図に、どこか無理が滲んでいる。

町の入り口に、祖父の寄贈した幟旗が立った。

 

それでもやはりそれは誇らしい。

祖父がどんな思いでそれを寄贈したのか、今となってはわからない。

ただ、こうして毎年きちんと立っているあたり、この町の律儀さみたいなものは感じる。

それでも祭りは続いていく。

中身が変わっても、形が先に残ることもある。

そしてその形に、あとから意味を探そうとするのが、私たちなのかもしれない。

やはり革命が必要なタイミングかもしれない。
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