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年度末、年度末、年度末。
そう口にしているのは人間だけで、世界のほうは少しも急いでいない。花粉はいつも通り舞い、朝も夜も変わらず巡ってくる。
シニア世代にとっては、もちろんそんな区切りは関係ないのだろう。
そんな時、一本の電話が入った。
「エアコンを外してほしいんだけど」
金額は?いつ来れる?と話は進む。電話番号はナンバーディスプレイで確認できるが、住所がなかなか出てこない。何やら紙を引っ張り出してきて、一生懸命調べながら読み上げている様子が伝わってくる。「大丈夫かな〜」と一抹の不安を感じながらも、金額をお伝えし、日程を決めて受話器を置いた。
ところが数時間後、「やっぱり金額が高いような気がして」とキャンセルの電話。
承知しました、と応じてその件は終わった――はずだった。
そして本日。
「まだ来ないんだけど」
電話の向こうはあのおばあちゃんだった。今日は作業予定日ではないし、そもそもキャンセルになっているはずである。事情を説明すると、「あれ、そうだったっけ」とやわらかく笑う声。
これは先の日程を伝えても難しいかもしれないなと思い、「明日行きますよ〜」とお伝えすると、受話器の向こうから安堵の声が返ってきた。
ああ、よかった。
その一言にすべてが込められているようだった。
こちらは年度末である。予定は詰まっているし、正直なところ「年度末なんだけどな〜」という思いも頭をよぎる。それでも、その声を聞いてしまうと仕方がない。
予定表どおりに動く仕事も大事だが、人の暮らしの時間はそれだけでは測れない。
ということで、明日はおばあちゃんの笑顔を見に行ってこようと思う