637/1000 今、習字に向き合う時間が大切なわけ
2025/08/15
習字というのは、手本があって初めて成立します。
けれど手本があるからといって、その通りに書けるかといえば、まったく別の話。筆の速さや力の入れ具合、紙に置く角度──ほんの少しの違いで、全然違う字になってしまいます。
この感覚は、人生や経営にもどこか似ている気がします。
世の中には「手本」と呼べる考え方や成功例があります。けれど、その通りに進めたからといって同じように結果が出るとは限らない。むしろ、そっくり真似してもうまくいかないことの方が多いのかもしれません。
だから大事なのは、手本を「なぞる」ことではなく、自分なりに解釈して消化し、身につけていくこと。習字が一枚ごとに違う表情を見せるように、人生も経営もまた、自分の手で書き進めていくしかないのだと思います。
8級から始めた習字も、気がつけば準初段。いよいよ初段を目指すところまで来ました。まだまだ納得のいく字は書けませんが、その試行錯誤の一枚一枚が、暮らしや仕事の手本探しと重なって見えてきます。

