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2025/07/22
613/1000 0から0.5まで   

今日は、鶴岡イノベーションプログラム「TRIP2025」のキックオフセッションに参加してきました。


このプログラムに昨年参加してから、自分の中にあった“やりたい”が少しずつ輪郭を持ち始め、チームで試行錯誤を重ねながら形にしてきました。

一緒に取り組んだのは、「古今cocom」の富樫あい子さん。今では、ビジネスパートナーとしても心強い存在です。


今回はその体験談を話す側として登壇。

あい子さんから、昨年の取り組みと現在の活動についてお話しして頂きました。


昨年12月の最終プレゼンを経て、今年4月に実際の事業としてスタート。

あの時間があったからこそ、今の一歩一歩があります。


質疑応答では、意外にもプログラムに関することではなく、私たちのビジネスに関する質問が次々と出て、今年のチャレンジャーたちの視点の鋭さ、本気度の高さがよく伝わってきました。


昨年の私たちも、“想い”だけでなく、“届け方”と“続け方”をとことん考えました。

その積み重ねが、「0から0.5を生む」ということだったのだと、今は思います。



TRIPは、想いを育てる温室のような場所。

ひとりでは届かなかったところまで、仲間と一緒に手を伸ばせる。

こんな素敵なプログラムは、他にはない。


関係者の皆さん、そして今年のチャレンジャーの皆さんに、心からのエールを送ります。

2025/07/20
611/1000 ネビラキカフェで見つけた、あの頃の静けさ   

今日は、常日頃の罪滅ぼしということで、妻とふたり、岩手の西和賀町へ小さな旅に出た。

目的地は、錦秋湖を見下ろす高台にひっそりと佇む「ネビラキカフェ」。


平地では35℃を超えるような真夏日だったが、ここは別世界。

時おり風が吹き抜け、28℃を切るくらいの心地よさ。

湖を望むテラス席に腰かけると、蚊取り線香の香りがふわりと漂ってきた。

その瞬間、ふたりとも顔を見合わせて笑う。なんだか、おばあちゃん家に遊びに来たみたいだった。


このカフェは、古い民家をDIYでリノベーションしたものらしい。

ご夫婦がオーナーで、店を切り盛りするのは、遠くの街から集まった若いスタッフたち。

その雰囲気は、どこか学園祭の準備中のようなわくわく感があって、完成しすぎていないのが、かえって心地いい。


耳を澄ませば、遠くで電車の音がかすかに聞こえる。

湖畔の風景と相まって、その響きが時間の流れまでもゆるやかにしてくれた。


テラスの脇ではサルナシの葉が揺れていた。秋には実をつけるらしい。

インバウンドの旅人も、ここではすっかり溶け込んでいた。

コーヒー片手に湖を見つめながら、ひとときの静寂を楽しんでいる様子が印象的だった。


ネビラキカフェには、観光地らしい派手さはない。

けれどそのぶん、誰の心の奥にもある“あの頃”を、そっと思い出させてくれる。


時代から取り残されたあの頃が、ここには、ひっそりと佇んでいた。

2025/07/18
609/1000 「スモールステップ」と「失敗すること」、どっちが大事?  

子どもの成長には、「スモールステップで成功体験を積ませること」と、「あえて失敗を経験させること」、どちらも大事だってよく聞きます。


でも実際のところ、どっちのほうが大切なんでしょう?


そんな話を、ある子育てセミナーに参加した方から聞きました。

質問コーナーでこのテーマが出たとき、会場もちょっとざわついたそうです。


すると、登壇していた先生が、こう答えたんだそうです。


「どちらも大事。でも、一番大切なのは“それを本人が選んだかどうか”なんです。」


この言葉、すごく腑に落ちました。


成功するにしても、失敗するにしても、

それが「自分で決めたこと」かどうかで、意味がまるで違ってくるんですよね。


やらされて成功しても、それは誰かの成果。

失敗しても、「やらされたことがうまくいかなかった」だけになってしまう。


でも、自分で「やってみよう」と決めた結果なら、たとえ失敗しても、それはちゃんと自分の経験になる。

次はどうしよう、って考える力にもなるし、小さな成功は、自信として残っていく。


実は今、我が家にも受験生がいまして。

進路のこととなると、ついこちらがあれこれと気を揉んでしまいます。

でも最近、「選択肢を示すところまでが親の役目かな」と思うようになりました。


どこを目指すか、どう動くか。

その先は本人の選択に任せていく。

そうやって少しずつ、自分の人生を“自分で選ぶ”という感覚を持ってもらえたらと思っています。


親ができるのは、「どっちが大事か」ではなくて、

その選択を、信じて見守ることなのかもしれませんね。

2025/07/16
601/1000 譲るという余白   

今朝、スマホに通知が届いた。

「熱中症警戒アラート・山形県全域」

いよいよ夏本番。

空の色も、空気の重さも、昨日とは違う。


この時期、私たちの現場は空家の家財整理でピークを迎える。

向かうのは、長い間誰も住んでいない家。

エアコンどころか、電気すら通っていない。

窓も開けられず、空気がこもった室内での作業は、まるで蒸し風呂。

押し入れや天井裏に手を伸ばすたび、汗が滝のように流れ落ちる。


そんな中で導入した充電式の扇風機が、本当にありがたい。

風があるだけで、気持ちの張りつめ方が全然違う。

この小さな風に、ずいぶん救われている。


汗だくで作業しながら、頭の中にはいろんなことが浮かんでは消えていく。

娘の進路のことだったり、

今度行こうかと考えている、ロケーションが最高のカフェのことだったり。

やりたいこと、やらなきゃいけないこと、うまくいってること、

うまくいってないこと——。


その中でふと、ハッとした。

「俺、思い込みが激しいのかもしれないな」と。

何かがうまくいっていないとき、だいたいそうだ。

自分の意見に固執して、

「絶対にこうだ」と譲らなかったときに、物事はうまくいかない。


なのに、なぜそうまでして自分を正当化しようとしたのか。

根拠なんて、実はどこにもなかったのかもしれない。


今日は、ちょっと違った。

「相手の意見に、乗ってみようか」

そんなふうに思えた自分が、少しだけ、うれしかった。


片づけをしながら、自分の中の思い込みが、

汗と一緒にほどけていく。

この仕事、やっぱりただの整理じゃない。

自分を整える時間でもあるのだと、改めて思う。

2025/07/14
599/1000 レコードがくれる親子の時間   

今年の息子の誕生日、何を贈ろうかと迷って、ちょっと変化球を投げてみた。

選んだのは、Nujabesのレコード。


いまどきの高校生にレコード? しかもプレーヤーもないのに?

と、自分でも思ったけれど、彼の好きなアーティストだし、なんとなく「これだな」と思った。


手渡した瞬間の反応が今までで一番良かった。

ジャケットを開けて、「うわ、これすんごくいい」と。

普段はスマホのサブスクで音楽を聴いているくせに、「これをレコードで聴くのがクールなんだよ」なんて、ニヤリと笑っていた。


で、もちろんプレーヤーがないわけで。

今、アンプとターンテーブルとスピーカーの入門セットを準備中。

だけど、息子の部屋じゃなくて、リビングに置くつもりだ。


狙っているのは、“一緒に聴く時間”をつくること。

会話があってもなくてもいい。ただ、同じ音楽を、同じ空間で聴く。

そんな時間が、今の親子にはちょうどいいんじゃないかと思ってる。


プレゼントって、モノを渡すことじゃなくて、その先の体験ごと贈ることだと思う。

レコードはその入り口でしかない。

でもそのおかげで、これから一緒に過ごせる時間が少し増えるなら、

それが一番うれしい。


彼が子どもでいてくれる時間は、あと2年半。

レコードの針を落とすその時間が、僕らの思い出になってくれるといいなと思ってる。
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