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環境管理センターブログ

2026/10/29

「音への配慮」という文章を読んだ。

 

大きなため息や、強くキーボードを打つ音、繰り返し鳴らすボールペンの音。自分では気にならなくても、周囲には負担になっていることがある。

 

読んでいて、これは片付けにも通じる話だと思った。

 

「早く片付けて」

「これ、もう使わないでしょう」

「どうして捨てられないの?」

 

きれいにしたい気持ちは分かる。しかし、それを何度も言われる側は、落ち着かないだろう。大切にしているモノを勝手に捨てられたら、モノだけでなく、相手への信頼まで失ってしまうかもしれない。

 

では、片付けを促す側だけが気をつければよいかというと、そうでもない。

 

共有のテーブルがいつもモノで埋まっている。

廊下に荷物が置かれ、通るたびに避けなければならない。

使いたいモノが見つからず、誰かが探している。

結局、いつも同じ人が片付けている。

 

置いた本人には気にならなくても、一緒に暮らす人は、小さな不便を毎日引き受けていることがある。

 

音への配慮の記事には、繰り返されているか、長く続いているか、周囲に影響しているか、必要な音なのか、という判断の目安が書かれていた。

 

片付けも、その視点で振り返ることができそうだ。

 

繰り返し片付けを迫っていないか。

反対に、繰り返し誰かに片付けさせていないか。

 

自分の好みを押し付けていないか。

自分のモノで、誰かの使う場所を奪っていないか。

 

もちろん、片付けられない事情もある。疲れていたり、気力が湧かなかったり、何から始めればよいか分からなかったり。思い出があって、簡単には手放せないモノもあるだろう。

 

だから、見えている状態だけで相手を決めつけず、まず話を聞くことも必要なのだと思う。

 

「ここは空けておきたい」

「これは大切だから残したい」

「一人では難しいから手伝ってほしい」

 

そんなふうに、お互いの事情や希望を言葉にできたら、進め方も変わってくる。

 

自分にとっては当たり前でも、相手にとっては負担かもしれない。

 

片付けを促す時も、モノを置いたままにする時も、そのことを少し思い出したい。

 

きれいになった部屋で、一緒に暮らす人が気持ちよく過ごせる。そんな片付けを目指したいと思う。

2026/10/27

新聞で「田舎の風景に意外な商機」という記事を読んだ。

 

庄内の田園風景を楽しむために、都会から人が訪れる。地元では見慣れた景色も、訪れた人にとっては、お金を払ってでも味わいたい時間になる。

 

見ている風景は同じでも、感じる価値は違う。

 

毎日のように見ていると、その良さに気づきにくくなるのだろう。私も、庄内の景色に足を止めることが、どれほどあるだろうか。

 

もちろん、地元の皆が「田んぼを眺めるために、わざわざ?」と思っているわけではない。庄内の良さに気づき、それを伝えようと動いている人もたくさんいる。

 

ただ、新しい挑戦に対して、足を引っ張るような発言を耳にすると、残念な気持ちになる。

 

自分には見慣れたものでも、誰かには特別なものかもしれない。自分には思いつかなかった工夫で、新しい価値が生まれるかもしれない。

 

心配や疑問を伝えることは大切だ。それでも、動き始めた人にどんな言葉をかけるかで、その先は少し変わる気がする。

 

私自身も、慣れた感覚だけで可能性を決めつけず、挑戦する人を応援する側でありたい。

 

一方で、身近なものの良さに気づけば、それだけで仕事になるわけでもない。

 

記事では、地元の食材についても触れられていた。良い素材があっても、その持ち味をどう生かすかによって、食べる人の満足は変わる。

 

風景も食材も、そこにある魅力を、誰に、どのように届けるか。その工夫があって、初めて「また来たい」「もう一度味わいたい」につながるのだろう。

 

外から来た人の驚きや喜びは、私たちが見過ごしている魅力を教えてくれる。それを「そんなもの」と片づけず、「そこに良さを感じるのか」と受け止めてみたい。

 

庄内には、暮らしている私たちがまだ気づいていない魅力があるのだと思う。

 

それを見つけ、磨き、仕事として続けていく。

 

簡単ではないけれど、やる価値はある。

 

この記事を読んで、改めてそう感じた。

2026/10/25

新聞に、トランクルームの利用が広がっているという記事が載っていました。

 

庄内でも、ここ数年でよく見かけるようになりました。コンテナがずらりと並んでいるのを見ると、それだけ預けたいモノがあるのだなと思います。

 

家に収まりきらないモノ。

季節にしか使わない道具。

趣味で集めている、大切なモノ。

 

引っ越しや実家の片付けなど、一時的に置き場所が必要になることもあるでしょう。借りる理由は、人それぞれです。

 

地方では、こうしたモノを「とりあえず実家に」と置いていた方もいるのではないでしょうか。空き部屋や物置に、子どもが独立した後も荷物だけが残っている。片付けの仕事でも、そんな光景に出合います。

 

それが今、トランクルームに置き換わってきているのかもしれません。ただ、庄内で増えている理由がそこにあるのかは、この記事だけでは分かりません。

 

便利なサービスだと思う一方で、借りる前に一度、モノの整理に思考が向くといいなとも思いました。

 

「どこに置こうか」と考える前に、

「これは、これからも持っていたいモノだろうか」と考えてみる。

 

いつか使うかもしれない。

高かったから、もったいない。

思い出があるから、手放せない。

 

どれも、よく分かります。私自身、モノを持つ楽しみも、手放す難しさも感じています。

 

ただ、置き場所ができると、そこで安心してしまうこともありそうです。家の中はすっきりしても、預けたモノをどうするかは決まっていない。そのまま毎月の保管料だけがかかっていくのは、少し気になります。

 

もちろん、すぐに決められないモノもあります。

特に家族の思い出が詰まった品は、時間が必要なこともあるでしょう。

 

そんな時は、「半年後にもう一度見直す」など、期限を決めて預けるのもいいと思います。気持ちを整理する時間として借りるなら、その場所にも意味があります。

 

整理したうえで、やっぱり残したい。

これからも使いたい。

そのために場所を借りる。

 

そう考えて選べたら、より気持ちよく利用できそうです。

 

置き場所を増やす、その前に。

まずは今あるモノを、一度見直してみる。

 

私も、しまい込んだままになっているモノから、確かめてみようと思います。

2026/10/23

人はなぜ、自分の弱みを見せることが苦手なのでしょうか。

 

できないことを、できないと言えない。

 

間違えたことを、素直に認められない。

 

わからないことを、わからないと聞けない。

 

そんな人を見ていると、実は自分にも思い当たるところがあるのです。

 

私自身、これまで人からよく見られたい、能力のある人間だと思われたい、そんな気持ちが少なからずあったように思います。

 

だからこそ、弱みを見せることには勇気がいるのだと感じます。

 

では、弱みを見せることと、甘えることは何が違うのでしょうか。

 

私は、その先に自分の責任を引き受けようとする姿勢があるかどうかなのではないかと思います。

 

「できません。だから助けてください」

 

これは弱みを見せること。

 

「できません。だから誰かが何とかしてください」

 

こちらは甘えなのかもしれません。

 

似ているようで、ずいぶん違います。

 

もちろん、人には得意不得意があります。

 

何度教わっても、なかなかうまくできないことだってあるでしょう。

 

しかし、できない自分を認めなければ、そこから先へ進むことは難しい。

 

間違いを認めることは、自分の価値を下げることではありません。

 

むしろ、自分の現在地を正しく知ることなのだと思います。

 

そして、ここが難しいところなのですが、弱みを見せることと、責任を果たすことは両立しなければなりません。

 

会社という組織には、それぞれに任された役割があり、果たすべき責任があります。

 

努力していることと、仕事として求められる結果を出すことも、必ずしも同じではありません。

 

どれほど相手を理解したいと思っても、時には厳しい判断をしなければならない。

 

それが経営者という立場でもあります。

 

最近、そんなことを考える出来事がありました。

 

人にはそれぞれ、育ってきた環境があり、身につけてきた自分の守り方があります。

 

弱みを隠すことも、間違いを認められないことも、もしかすると自分を守るために必要だったのかもしれません。

 

だからといって、それを責めたいわけではありません。

 

ただ、いつか気づいてほしいと思うのです。

 

できない自分を認めても、自分の価値がなくなるわけではない。

 

人に助けを求めても、負けたことにはならない。

 

そして、素直に間違いを認められる人は、そこから何度でも成長できるのだと。

 

これは、誰かに伝えたい言葉であると同時に、自分自身にも言い聞かせたい言葉です。

 

私もまだまだ、弱みを見せることが上手ではありません。

 

人に厳しいことを求める前に、自分はどうなのか。

 

相手の弱みを受け止められる人間であったのか。

 

安心して「できません」と言える環境をつくれていたのか。

 

そんなことも考えています。

 

人との出会いには、必ずしも思い描いた結末ばかりがあるわけではありません。

 

それでも、その出会いが無駄だったとは思いたくありません。

 

お互いが何かを学び、次の一歩につなげられるのであれば、そこにも意味があるのだと思います。

 

弱みを見せることは、甘えることではない。

 

弱みを認め、そこから自分の足で歩き始めること。

 

それが、本当の意味での強さなのかもしれません。

2026/10/21

事務所の大掃除小分け作戦。

今日は、脱水装置が置かれている「脱水室」の蜘蛛の巣取りです。

 

実は、私自身がここを掃除するのは初めて。

先日の社内見学で、何気なく指摘していただいたことがきっかけでした。

 

普段から目にしていたはずなのに、指摘されるまで気になっていなかったのです。

 

「こういう場所は、汚れていても仕方がない」

「お客様をお通しするところでもないし」

 

口には出さなくても、どこかでそう考えていたのでしょう。

 

けれど、むしろ、こういう場所にこそ会社の姿は出るのだと気づかせていただきました。

 

人に見ていただく場所は、意識して整えます。

では、普段は誰も見に来ない場所を、自分たちはどう扱っているのか。

 

蜘蛛の巣を取りながら、今まで当たり前にしていた自分の見方も、少し見直す時間になりました。

 

毎日そこを使い、仕事をしているスタッフがいる。

お客様が通るかどうかの前に、大切にする理由はありました。

 

大掃除を小分けにしているつもりが、自分の思い込みも一つずつ掃除しているようです。

 

気づかせていただいたことに感謝して、また一か所ずつ、手を入れていきます。
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