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私には、経営者としても、人としても師匠と呼べる方がいる。
もう亡くなって8年が経つ。
コロナがあり、社会の変化があり、そしてAI革命のような大きな波もやってきた。その節目節目で、何度も思った。
こんなとき師匠だったら、なんと言っただろう。
ここ一年は特に壁にぶつかることが多く、やはり相談できたらなあと、そんな思いが心のどこかにずっとあった。
そんな折、ふと一冊の冊子のことを思い出した。
師匠の奥様からいただいたものだ。師匠が大切にしていた言葉がぎっしりと詰まっている冊子だった。
これまでも何度かページをめくったことはあった。けれどそのときは、「いい言葉だな」と思う程度で、どこか遠くから眺めていたような気がする。
ところが最近改めて開いてみると、裏表紙の一文が目にとまった。
「“朝が来ない夜はない”という諺がありますが、朝が来ない夜を私は行くたびか修羅の中で体験してきました」
その続きを読んだとき、はっとした。
そこに並んでいた言葉は、励ましの言葉ではなかった。
成功者の言葉でもなかった。
どん底で震えていたとき、自分で自分を励ますために書き留めた言葉。
そのひとつひとつが「痛痕の譜」だと記されていた。
なるほどと思った。
強い人の言葉ではなく、震えながら歩いた人の言葉だったのだ。
だからこそ今の自分に届いたのだと思う。
師匠はいない。けれど言葉は残っている。
そしてその言葉は、不思議なことに、今の自分に向けて語りかけてくる。
亡くなって8年経っても、こうして励まされている。
私には、今も師匠がいる。
そう思えたことが、とても嬉しかった。
自分の内側にある「こうしてほしい」という願いを、そのまま相手に向けてみる。
責めてほしいわけではなく、理解してほしい。
否定してほしいわけではなく、認めてほしい。
距離を置かれたいわけではなく、近づいてほしい。
当たり前のことのようだけれど、これがなかなか難しい。気づけば人は、望んでいることとは反対の態度を取ってしまうものだ。理解してほしいのに責めてしまう。認めてほしいのに否定してしまう。近づきたいのに距離を取ってしまう。
人は鏡だというけれど、本当にそうだと思う。
こちらが責める気持ちを持っていると、相手も責めてくる。身構えていると相手も身構える。逆に、少し理解しようとしてみると、不思議と相手も話してくれるようになる。こちらの差し出し方が、そのまま返ってくることが多いのだ。
だから、自分が相手から向けてほしい気持ちを、そのまま先に差し出してみる。
すると状況は驚くほど変わる。劇的に変わると言ってもいい。空気が変わり、言葉が変わり、関係の向きが変わる。その変化の早さに、自分でも少し面白くなるくらいだ。
相手を変えようとすると難しい。でも、自分の向きだけなら変えられる。その小さな変化が、結果として関係全体を動かしていく。
人は皆、優しくしたいし、されたいのだと思う。
強く見える人も、無口な人も、少し距離を取る人も、その奥には同じ願いがあるはずだ。だからこそ、「こうしてほしい」という願いは遠慮せずに先に差し出してみればいい。
人は鏡だという言葉は、相手を責めるための言葉ではなく、自分の関わり方を整えるための言葉なのだと思う。
そう考えるようになってから、人と向き合うことが少しだけ楽しくなった気がしている。
私たちが拠り所としている整理収納アドバイザー理論は、今から20年以上前、家事代行という仕事を社会に位置づけるための裏付けとなるライセンスとして誕生した。
当時、家事は家庭の中で行うものであり、それを職業にするという発想には、どこか違和感があった時代だったのだと思う。
そして、私たちの仕事の柱となっている遺品整理もまた同じだった。
遺品整理は本来、家族が行うものとされてきた。そこに第三者が関わり、それを生業にするということは、以前は少し非常識なことのように見られていた。
けれど今、家事に国家資格を設けようという議論が始まっている。
かつて家庭の中に閉じていた仕事が、社会の仕事として言葉を与えられようとしているのだ。
整理収納も、遺品整理も、最初から評価されていたわけではない。
ただ必要とされていたから続いてきただけだ。
価値というものは、あとから社会が追いついてくる。
私たちが関わってきた仕事もまた、そういう時間の中にあったのだと思う。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン。
いわゆるリサイクル家電は、「家電リサイクル法」という仕組みによって処分方法が決められており、処分の際にはメーカーや大きさごとに定められたリサイクル料金が必要になる。
この料金は、日本製だけでなく海外製も含めて細かく設定されており、さらに料金改定も時折行われる。現場でこれを確認し続けるのは、なかなか骨の折れる仕事だ。
その支払い方法の一つとして、郵便局でリサイクル料金を支払ってから持ち込むという方法がある。
実際に月にお二人ほど、その手続きを済ませてテレビや冷蔵庫を持ち込まれるお客様がおられる。
ただここで時々起こるのが、メーカーの記入違いや料金区分の誤りだ。
私たちは日々これらの家電を扱っているので基本的に間違うことはないのだが、郵便局での手続きの段階で誤りがあると、その場でやり直しが必要になってしまう。結果として、お客様にも私たちにも大きな時間のロスが生まれてしまう。
せっかく持ってきていただいたのに、もう一度手続きをお願いするのは、やはり心苦しいものだ。
実は、直接当社へお持ち込みいただければ、その場で確認しながら手続きを進めることができるので、いちばんスムーズに処理ができる。
制度として用意されている方法ではあるのだけれど、現場の実感としては、近道はもっとシンプルなところにあるのだと思う。
少しでも安心してお持ち込みいただけるように。
そんな思いで、日々受付に立っている。
我々の仕事は重い物を持つことが多い。
だから、腰を入れて持つ。足を開き、重心を落として、呼吸を整えてから持ち上げる。
持ち方にはコツがあるのだ。
これは経験で覚える。
ところが今日、重いと思って構えて持ったコピー用紙の箱が、実は空箱だった。
その瞬間、グキッと腰に来た。
重い物で痛めるならまだ納得がいく。
しかし空箱でやられるとは、なんとも締まらない話である。
人は「重いはずだ」と思うと体を固める。
ところが現実が軽いと、その力の行き場がなくなるらしい。
仕事も似ている気がする。
これは大変だ、と覚悟していた仕事は案外うまくいく。
たいしたことはないだろう、と油断した仕事ほど後から効いてくる。
空箱にも気をつけろ、である。
とはいえ今日は理屈より先に、まず腰を温めようと思う。
現場の教訓は、だいたい体で覚えるものだから。
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