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20年前、西洋占星術の先生に言われた言葉があります。
「あなたの人生のテーマは “消去と刷新” ですね。」
あのときは正直、よくわからなかったけれど、不思議と今も心に残っている言葉です。
ふり返ってみると、私はずっと「整理」と関わる人生を歩んできたように思います。
ごみ処理や家財整理といった仕事を通じて、
そして会社では、組織や仕組みを見直し整える役割を担ってきました。
地域の団体などでも、自然と「整える人」になっている気がします。
「整理」とは、不要なものを取り除くこと。
けれど、その“不要”を見極めることには、慎重さが必要です。
ときに、それが誰かの大切な思いや、長年守ってきた価値観に触れることもあります。
その過程で、無意識に誰かを傷つけてしまうこともあるかもしれない。
だからこそ、丁寧に、誠実に向き合わなければと思っています。
でも実際には、「ありがとう」と言ってもらえることの方が多い。
私は、生み出す人というよりも、あるものを整え直す人。
混乱や滞りの中から、本来の形や流れを見出していく。
そんな役割が、自分らしさなんだと思っています。
もちろん、整理するというのは簡単なことではありません。
けれど、その過程には面白さも、やりがいもある。
大きな課題も、いきなり全部は動かせない。
でも、細かく分けて、今日できる一歩を進めていく。
そんなふうに、少しずつ整えていく人生なんだろうなと、最近よく思います。すべての人間は、オリジナルだと思う。
誰一人として、まったく同じ人生なんて歩んでいない。
だから、本当は誰かの“正解”をなぞる必要なんてないのかもしれない。
3代目という立場で会社を受け継いでから、
私はずっと「あるべき姿」を探していた。
経営者って、こうあるべき。
リーダーって、こんなふうじゃないと。
そんな“正しさ”に、無意識のうちに振り回されていた気がする。
成功している誰かを見ては、自分に足りないものを数えていた。
けれどある日、ふと気づいたんです。
その“あるべき”は、他人の航海図であって、
私が進むべきルートとは限らないんじゃないか、と。
じゃあ、何を信じて進むのか。
それはやっぱり、自分の心がどこを向いているか。
そして、自分の持ち味。“本領”をちゃんと発揮できているか、なんだと思います。
これからの私は、流れに逆らわず、でも流されもせず、
静かに、自分の中の“芯”を信じて、舵を取っていきたい。
成功を焦って追いかけるのではなく、
与えられた流れの中で、自分らしく在り続けること。
それが、今の私にとっての「正しさ」なんだと思います。
50歳を前にしてようやく、そんなふうに思えるようになった。
これからの人生は、自分の答えを、自分の言葉で語っていこうと思う。人生には、どうしても避けられない出来事がある。
突然の災害、身近な人の病、思いがけない別れ。
努力してきたことが崩れることもあるし、理由のわからない試練にぶつかることもある。
そんなとき、心は簡単に揺れる。
「なぜ、こんなことが起きるのか」
「何を間違ったんだろうか」
そう考えてしまうのは当然だ。
でも、ひとつだけ信じていたいことがある。
人生に起こることには、すべて意味があるということ。
その意味がすぐにわかるとは限らない。
苦しい渦中にいるときは、とてもじゃないけれど受け止められない。
それでも、そんなときこそ大切なのは、目の前の小さなことに心を向けること。
たとえば、挨拶をする。
深呼吸をして、自分の体に意識を戻す。
汚れた場所をひとつ、きれいにする。
そんな些細なことが、やがて心の軸になる。
感情に振り回されそうになりながらも、日々を丁寧に生きる。
ただそれだけのことが、やがて光を呼び込んでくれる。
「運が開ける」とは、
棚からぼたもちが落ちてくるような話ではない。
誰かから与えられるものでもない。
自分の人生を、自分の意思で引き受けること。
その姿勢の先に、運は自然と拓かれていく。
人生の波にのまれそうなときほど、
静かに、丁寧に、小さなことを大切にしよう。
それが、未来を変える力になるから。アフリカに伝わるとされる、あるカバの話を紹介したい。
ある日、カバが川を渡っていると、突然、何かの拍子に片目を水に落としてしまった。
それに気づいたカバは、驚き、慌てふためく。
「大変だ、目がなくなった!」
バシャバシャと川の中をかき回し、必死に探す。
水をかき、足で蹴り、あちこちをひっくり返しながら探し続けた。
けれど、目は見つからない。
焦れば焦るほど、川の水は濁り、底は見えなくなっていく。
カバはやがて、息も絶え絶えになり、その場に座り込んだ。
そのときだった。
かき乱されていた川の水が、ゆっくりと静まり、澄んでいく。
濁りが引いて、底が見えるようになったその瞬間、
カバは自分の片目を、すぐそばに見つけたのだ。
焦っているときには、見えるものも見えない。
呼吸おけば、見失っていたものに、ふっと気づけることがある。
そんな教訓を含んだ、静かで美しい寓話だ。
私たちも、日々の生活のなかで、
何かを「なくした」と感じてバタバタと探し回ることがある。
時間や気持ちの余裕、自信、信頼……。
失ったと思って必死になるあまり、
余計に状況を悪くしてしまう。
けれど、そんなときこそ一呼吸。
無理に動かず、まずは立ち止まってみる。
すると、不思議と霧が晴れるように、
本当に大切なことが見えてきたりする。
今日もうまくいかないことがあるかもしれない。
けれど、焦らず、騒がず、カバのようにすとんと座ってみよう。
澄んだ水の中に、思いがけない“答え”が潜んでいるかもしれないのだから。ありがたいことに、
家財整理のお仕事、猛烈にいただいております。
ご高齢の親御さんの施設入居、相続後の実家整理、空き家の売却準備など
それぞれに背景と物語があって、私たちはそのひとつひとつに向き合いながら、
丁寧に、誠実に、汗をかいております。
それにしても、この暑さ。
真夏の空家や屋根裏は、まるで灼熱地獄。
現場では、帽子・水・塩飴が命綱です。
そして正直に言うと…
実は今回の案件、3月にはお見積りしてたんです。
あの涼しい頃に作業できていたら、身体にはちょっとやさしかったな〜、なんて。
でも、スケジュールの都合もあるし、なにより「今やらなきゃ」というお客様の事情もよく分かる。
だからこそ、しっかり応えたいと思っています。
今週も、スタッフ総出で現場対応中。
ちょっとスケジュールが心配になるほどですが、ひとつひとつ、しっかりと仕上げていきます。
「まだどうしたらいいかわからないけど…」という段階からでも、
お気軽にご相談くださいね。
私たち、お片づけのプロ集団が全力でサポートします。
今日も空を見上げてから、車に乗り込みます。
ああ、あの風がちょっとだけ、涼しく感じられた気がする──なんて思いながら。