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859/1000 社長の成績表は如何に 

2026/03/31
859/1000 社長の成績表は如何に 

カレンダーを見て、しみじみ思う3月31日。

これまで何度も迎えてきたはずの日なのに、今年は少し違う気持ちでこの日を眺めている。

令和7年度。

働いたなあ、と思う。

 

もちろん24歳から四半世紀、ずっと働いてきた。今さら何をと言われるかもしれない。それでも今年は、「よく働いた」と自分で自分に言ってやりたくなる一年だった。

 

振り返ってみると、会社のスタッフのために働いた一年だった気がする。

その感覚は不思議と、24歳、社会人一年目の頃とどこか似ている。

 

あの頃は、とにかく役に立ちたかった。

迷惑をかけていないか。少しでも誰かの仕事が楽になっているか。そんなことばかり考えていた。

 

「働く」という言葉は、「傍を楽にする」とも言われる。語源として正しいかどうかはさておき、とても好きな解釈だ。誰かの側を楽にすること。それが働くということなのだとしたら、今年は確かに働いた一年だったと思える。

 

社長になってからは、つい会社の未来や数字ばかりを見がちになる。

売上や利益、仕組みづくり、新しい挑戦。どれも大切なことだ。

 

けれど今年に限って言えば、少し違った。

目の前にいるスタッフが安心して働けているかどうか。そのことを一番に考えていた気がする。

 

では――社長の成績表は如何に。

 

数字で見れば、きっといろいろある。反省も課題もある。

それでももし評価の基準が、「傍を楽にできたかどうか」だとしたら、この一年は悪くなかったのではないかと思っている。

 

カレンダーの上の3月31日を眺めながら、そんなことを静かに考えている。

また新しい一年が始まるけれど、できれば来年の今日も同じように、「よく働いた」と言えたらいいなと思う。
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