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801/1000 経営というメンコ合戦 

2026/01/29
801/1000 経営というメンコ合戦 

東京出張二日目。

中期経営計画を立てる勉強会に参加している。利益、戦略、数字、未来。

ノートを取りながら、改めて目にとまったのはドラッカーの言葉だった。

「企業の目的は顧客の創造」

そして、企業の基本的な機能は二つだけ。マーケティングとイノベーション。

成果をもたらすのも、この二つだけで、それ以外はすべてコストである、と。

ここでいう成果とは、売上や利益のことではない。

成果の本質は、外の世界に変化を起こすこと。

つまり、顧客に良い影響をもたらしたかどうかだ、とドラッカーは言う。

売上はいくらか。利益はいくら残ったか。

もちろん大事だ。でもそれは結果であって、目的ではない。

本当に問うべきなのは、

お客様はどう良くなったのか。

社員はどう良くなったのか。

ここが抜けた瞬間、経営は数字遊びになる。

売上を伸ばした。規模を大きくした。競合に勝った。

それはどこか、子どもの頃のメンコ合戦に似ている気がした。何枚取ったか、誰に勝ったか。場が終われば、残るのは数だけだ。

でも経営は、本来メンコを集める遊びじゃない。

関わる人の現実が、昨日より少し良くなること。

その積み重ねの先に、たまたま数字がついてくる。

仏教に「自利利他」という言葉がある。

自分だけでなく、他者も良くなる。ドラッカーの言う成果と、同じ匂いがする。

二日目の勉強会で増えたのは、ノウハウよりも問いだった。

社長の仕事とは何か。

経営というメンコ合戦から、そろそろ降りてもいい頃なのかもしれない。

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