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昨日は会社の忘年会だった。
コロナ以降、こうした集まりの参加率はだいたい半分くらいだったが、
今年は28人中25人。
ほぼ9割のスタッフが顔をそろえた。
正直、それだけで十分うれしかった。
今の時代、社内の飲み会は敬遠されがちだ。
無理に集まらなくてもいい、という空気もある。
だからこそ、これだけ集まってくれたという事実は、
それだけで意味がある気がした。
特別なことは何もしていない。
余興もなければ、長い挨拶もない。
同じものを食べて、飲んで、
普段はゆっくり話せない人と、ぽつりぽつりと言葉を交わす。
ただそれだけの時間だ。
今回は、ひとつだけ自分なりの試みをしてみた。
お酌をして回ったのである。
これまでは、ほとんどやってこなかった。
今の時代に合わないかな、とか、
かえって気を遣わせるかな、とか、
そんなことを考えて、自然と距離を取っていたのだと思う。
けれど今回は、あえてやってみた。
席を立って、グラスを持って、声をかける。
たったそれだけのことなのに、
自分の中では少し勇気が要った。
やってみて分かったのは、
お酌というのは何かを演出する行為ではなく、
ただ自分から一歩、相手の輪の中に入っていく行動なのだ、ということだった。
仕事の話はほとんどしなかった。
深い話もしない。
それでも、グラスを合わせて
「お疲れさまです」と言葉を交わすだけで、
場の空気が少しゆるむ瞬間があった。
忘年会が終わり、静かになった店を出る。
肩肘張らないなんかいい忘年会だったな。