中学生の息子から「ワサビってなんで水の流れのあるところでしか、成長できないか知ってる?」と質問されました。なんだろう「水の中に含まれる酸素の量とか?」と答える私。「それも関係しているかもしれないけど、ワサビには自分自身が出す毒があって、常に水が新しくないと自分の毒で大きくなれないんだって」と教えてくれました。
自分の出す毒で大きくなれない。「人間もそういうところあるね」なんて息子と話していたのですが、やはりワサビも人間も、身を守るためになのか自分で自分をダメにしているというところがある。
新鮮な水っていうのはつまりは環境なわけですが、ワサビは自分で環境を変えることはできない。しかし人間は自分の力で環境を変えることができる。
ただ、「俺毒を吐いてるな」「自分で自分を苦しめているな」っていう自覚が必要だと思う。それに気が付くためにはどうすればいいか。さまざまな方法はあると思いますが整理収納アドバイザー的視点で言うのであれば、「一番身近にあるモノ」を見つめて下さい。例えば、時計とかスマホとか財布とか車とか。そこに現在の自分が映り込んでいる。
傷みはどうか・手入れ具合はどうか、気に入っているか、今の自分に似合っているか。そんな視点で改めてモノ達を眺めていると。自分を粗末にしていたんじゃないかとかそんな気づきっていうのが生まれます。
てなことで、もっと素敵な下半期に向かって、身近にあるモノの点検をしてみてはいかがでしょう。