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2025/06/12
568/1000 限定品に弱い私たちと、「所有の意味」   

「もう、50ccの原付って作られないんですよ」


今朝、原付バイクでやってきた先輩がそう教えてくれました。

排ガス規制の影響で、各社が生産終了を発表しているとのこと。


そんな話を聞いた瞬間、ふと18歳の自分を思い出しました。

免許を取り、初めて手に入れたスクーターで街を走り回っていた頃。

学生だった私は、あのバイクで“自由”を手に入れた気がしていました。


そして不思議なことに、「もう手に入らない」と聞くと、今さらながらにムズムズと欲しくなってしまう。

これ、人間の性(さが)なんでしょうね。


高校時代も、初回限定版のCDに弱かったです。

特典ポスターや特殊ジャケット、期間限定販売。

「今しか買えない」と思うと、どうにも抗えなかった。


ただ、私の場合は“買ったらしまっておく”というのができないタイプ。

使わずに眠らせるのではなく、ちゃんと使ってこそ「持っている意味」がある。

実はこれ、私の本業である「整理収納」の考え方とも通じるんです。


整理収納アドバイザーの理論の中で、最初に取り組むべきこと。

それは「所有の意味を考えること」。


なぜそれを持つのか。

何のために手元に置いているのか。

持つことで、自分の暮らしや気持ちはどう変わるのか。


限定品に惹かれる私たちの心の動きも、そこにヒントがあるのかもしれません。

「今しかない」と思って手に入れたものを、どう活かしていくのか。

所有とは、きっとその先にこそ意味があるのだと思います。


ちなみに、当社では月1回、

一生モノのお片づけスキルが1日で手に入る「整理収納アドバイザー2級認定講座」 を開催しています。


「所有の意味」を考える、そんなきっかけにもきっとなります。

ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

2025/06/10
566/1000 冷やし中華と網戸のツバメ、そして夏の備え   

50有余年続く、地域に愛されるあの食堂。

毎年6月を待たずに「冷やし中華はじめました」の札を出すおかみさんが、先日ぽつりと言いました。


「まだ寒くて、今年は出せてないのよ。」


そう言いながらも、昨日の暑さには「そろそろかしらね」と笑っていました。

昭和の頃から続くその札には、季節の節目を知らせる風鈴のような趣があります。


一方で、うちの会社のテラスでは、ツバメたちが第一陣の巣立ちを終え、なんと“2回目の巣作り”に取りかかろうとしているのですが……

まさかの場所が「網戸」。しかも、開閉する窓のちょうど上。


「お願いだから、そこだけはやめて……」と、朝からひとりで小声の懇願。


可愛さと困りごとの紙一重。

フン害対策で頭を抱えつつも、ツバメに「やめて」と貼り紙をしても読まないよなぁ…と思っている自分に、なんだか苦笑いです。


ところで、今年の6月から、熱中症対策が事業者の“義務”になったことをご存知でしょうか。

厚労省の通知により、暑さ指数(WBGT)を意識した対策が、事業所にも正式に求められるようになりました。


正直なところ、経営者として年々感じるのは、

冬の雪害より、夏の猛暑や豪雨の方が深刻なリスクになっているという現実です。


汗を流して働く現場の仲間たちの安全を守るには、空調服やタブレットだけでなく、環境そのものへの配慮が不可欠です。


冷やし中華が似合う季節がきたということは、

それだけ「熱中症との戦い」も本格化してきたということ。


食堂のおかみさんの札も、ツバメの2度目の巣作りも、季節の移ろいを教えてくれます。

でも私たち人間は、そこに“備える”という知恵を加えて生きていかねばなりません。


自然の変化に目をこらし、会社という巣を、ちゃんと守っていく。

そんな思いを新たにする6月です。

2025/06/08
564/1000 古道具が、無印で動き出す   

今日は、無印良品 酒田店で開催されている「つながる つなげる市」へ。

町家カフェ「古今」のオーナー、あい子ちゃんが出店していると聞いて、のぞいてきました。


並んでいたのは、竹かご、木箱、とぼけた顔のダルマや器。

どれも家財整理の現場から“レスキュー”された古道具たちです。


そのひとつひとつに、どこか温度がありました。

商品というより、“暮らしの記憶のかけら”がそっと並んでいるような空気感。


あい子ちゃん曰く、

「鶴岡の町家カフェで売れる古道具と、無印の店内で売れる古道具は、やっぱり違う」そうです。

それを聞いて、なるほどと思いました。

空間が変われば、求められる“記憶”の形も変わる。


それでも、どこからどう仕入れたの?とか、

「これ、ウチにもあった〜」なんてリアクションを多くいただくそうで、

古道具がまた語り始める場として、とてもいい空気が流れていました。


我々が家財整理の現場で出会い、レスキューしてきたものたち。

今、こうして無印の空間の中で、新たな暮らしへと歩き出しています。


誰かにとっての“手放す”が、

誰かの“迎え入れる”に変わる。


モノが動くと、つながりもまた動き出す。

そんな現場を、今日は見せてもらいました。

2025/06/06
562/1000 時計を巻く、心を整える   

今日は朝から寒河江へ。

モーニングセミナーでの講話がありました。開始は朝6時。

ということは、逆算して出発は朝4時30分。

目覚ましは4時にセットして、寝たのですが……

起きたのは、まさかの4時30分ぴったり。


「やってしまった……!」


一瞬、青ざめました。

寒河江まではおよそ100km。

正直、もう間に合わないかもしれないと思いました。


でも、頭は不思議と冴えていて、準備は10分で完了。

そしてすぐに車に飛び乗って出発しました。


なぜそんなにスムーズに出られたのかというと、

実は、前夜にしっかり準備を整えていたからです。


スーツ、Yシャツ、ネクタイ、靴下、ハンカチ。

そして、機械式の腕時計にはちゃんとネジを巻き、時刻を合わせておきました。


準備ができているということは、

「出発の瞬間に、自分がちゃんと立てる」ということなんですね。


実は、旅に出るときも、いちばん好きなのは「準備の時間」だったりします。


どこに行くのか、何をしに行くのか。

天気は? 会場の雰囲気は? 誰に会うのか?

そんな情報を頭に入れながら、演出したい“自分像”が少しずつ輪郭を持ちはじめます。


じゃあ、靴は何にする?

それに合わせて、カバンやベルト、時計を選ぶ。

あれこれ組み合わせていくうちに、まるで3Dパズルのように、その日の自分が完成していく。


ただ服を選ぶんじゃない。

「今日はどんな自分で行くか?」を、静かに決めていく時間。

準備って、ほんとうに面白い時間だと思います。


慌ただしい朝でしたが、巻いておいた機械式の時計が、手元で静かに時を刻んでいました。

準備をしてくれた昨日の自分に、ありがとう。

今日も一日、いい日になりました。

2025/06/04
560/1000 マトリョーシカのいる風景   

日々、いろんなお客様の職場やお宅に伺って、さまざまな“モノたち”と出会っています。

その一つひとつには、きっと誰かが「いいな」と思って家の中に招いた、そんな背景があるのだと思います。


今日は、とある家財整理の現場でレスキューしたマトリョーシカの話を。


それは、ずいぶん前におばあちゃんが親善旅行で朝鮮半島を訪れた帰り道に、ロシア極東の寒い街――

おそらくウラジオストクあたりでしょうか、氷のホテルで有名な場所で買ってきたものだそうです。


まるまるとした体に、鮮やかな色。大きいものから順に開いていくと、中から次々と現れる小さなマトリョーシカたち。

その表情はどこかのんびりしていて、少しとぼけていて、でもなんだかあたたかい。

「家族ってこんな感じかもな」なんて思いながら、静かに並べてみました。


このマトリョーシカたちも、たしかに誰かの思い出の中に生きていたモノ。

けれど今はもう、持ち主の手を離れ、私たちの手に渡ってきた。


そのうち、町家カフェ「古今」の店先で見かけたら、

どうぞ声をかけてやってください。

もちろん、招き猫やこけしたちにも。


▶︎ 町家カフェ 古今 cocon のInstagramはこちら

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