毎年「読書○冊!」という目標を掲げるのですが、振り返ってみると大体目標の半分の読書量という結果に終わっております。ですから2023年はもう読む本を事前に購入し、年間計画に入れてしまう事にしました(不退転の決意)。
そんな事もあって私の小さな本棚を眺めていたのですが(大体漫画、現在はブルーロックにはまってます。)、こんな本あったなーと取り出した本がありました(もちろん読んでません)。
【飯野高広著 紳士靴を嗜む】というタイトルからもかなり固めと察することができる本です。もう5年以上前に購入したものなのですが、今読んでみるとこれが面白い。内容としては足の骨の構造と靴の関係や靴の構造、紳士靴の成り立ちなど、かなりマニアックなものになっております。一番興味をそそられたのが、紳士靴の成り立ちですね。現在の形状に至るまでのストーリーが記してあって、だからフォーマルに合う、だからカジュアルなシーンで履く必要があるということが理解できました。
私は最もオーソドックスなビジネスシューズの一つという認識の元、シーンを選ばすUチップ(U字状のモカシン縫い表革)を履いておりました。しかしその生い立ちを知ると意外や意外、ルーツは1920年代のアウトドアスポーツ(ゴルフなど)向けのスポーツシューズであるということを知ったのです。ですから基本はカジュアルなシーンで履くものなんですね。つまりUチップはローファーより少しフォーマル寄りという解釈で履くのが正解のようです。
5年前の私ではきっとこの内容について興味を持てなかったのだろうな感じながら、夢中で読み進めております。映画でも小説でも昔は分からなかったけど時を経てその面白みを理解できるようになったーなんてことは多くありますよね。
新しい本を買う前に、是非とも本棚をチェックしてみてください。
不要となったダンボール・雑誌類、本日は多くお持ち込みいただいております。その他粗大ゴミの受け入れも2022年は12月29(木)16時30分まで営業中の環境管理センター、ぜひご活用下さい。