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751/1000 捨てる勇気が、心を軽くしてくれる 

2025/12/08
751/1000 捨てる勇気が、心を軽くしてくれる 

捨てるって、思っている以上に勇気がいるものです。

でも、その先に“軽やかに笑っている自分”を想像できたら、

そっと一つ手放してみたくなる――

そんな気がしています。

気がつくと、デスクの上に書類が積み上がっていました。

忙しさの名残のようにも見えるけれど、

どこかで心の重さにもつながっている気がします。

判断に迷ったり、集中できなかったり、

なんとなくモヤモヤするときは、

机の上も心の中も、同じように散らかっているものですね。

片付けの現場に立つたびに感じるのは、

“捨てられない”という一点が、

人の時間や気持ちを、そっと曇らせてしまうことがあるということ。

モノが積み上がった部屋には、

そこに住む人の息づかいまで、少し窮屈にしてしまう空気があります。

そしてその景色は、

もしかしたら自分の内側にも広がっているのかもしれません。

「これは、いまの私に本当に必要?」

そう問いかけてみると、

手放すべきものが、そっと輪郭を現してきます。

いらないものを一つ手放すと、

心の中に優しい風が流れ込んでくるようです。

次に向かう道が、すっと明るく見えてくる。

そんな瞬間があります。

捨てるということは、

過去を否定することではありません。

むしろ「ありがとう」を添えて手放すことで、

いまの自分が、より自然に、より自分らしく動けるようになる。

そういう働きがあるのだと思います。

デスクだけではなく、心にもいろいろ積もります。

期待に応えようとした気負い、

気づかれないように抱えた見栄、

昔の輝きにしがみついてしまう気持ち。

それらがふっと軽くなったら、

どれだけ歩きやすくなるんだろう。

年末が近づくと、気持ちが急き立てられるようになりますが、

こんな時こそ、モノも心もひとつだけ“捨てて”みるのもいいですね。

すると、止まっていた歯車が、そっと動き出すことがあります。

未来の自分がほほえんでくれるように、

いまの自分を、軽くしてあげる。

捨てるとは、そんなやわらかな選択なのかもしれません。
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