鶴岡市の粗大ごみ・不用品回収はお任せください|家財整理・引越しごみ・事業系ごみにも対応
鶴岡市を中心に、粗大ごみ収集、不用品回収、家財整理、家庭内ごみ収集、引越しごみの片付け、一般廃棄物・産業廃棄物の収集運搬まで幅広く対応しています。
総合案内0235-24-1048
ゴミ受付0235-25-0801

窓口8:30〜11:45/13:00〜16:30
電話対応8:00〜12:00/13:00〜17:00
定休日日・祝・土曜不定休・年末年始
  1. 環境管理センターブログ
  2. 687/1000 奇跡は、切羽の先に 
 

687/1000 奇跡は、切羽の先に 

2025/10/04
687/1000 奇跡は、切羽の先に 

こんな話を聴いた。

苦難というのは、「我よし」の是正であると。

「我よし」とは、わがままのこと。

自分の思い通りにしたい、自分が楽をしたい、認められたい——。

そんな思いが心の奥に積もると、いつしか私たちは、自分の都合でしか世界を見られなくなる。

その我を正そうとする働きこそが、苦難だと思う。

人は、苦しみから逃れたいと願う。

けれど、苦難は“罰”ではない。むしろ、“磨き”だ。

その中で「このままではいけない」と心の底から願ったとき、

奇跡は静かに起きはじめる。

奇跡とは、外から舞い降りるものではなく、

内から湧き上がる「変わろうとする力」なのだ。

人は切羽詰まらなければ、本気になれない。

刀の付け根にある“切羽(せっぱ)”は、刃と柄をつなぐ小さな金具。

ここが詰まりすぎると、刀は抜けない。

人もまた、思い込みや我が強すぎると、動けなくなる。

ほんの少しの“遊び”余白があるからこそ、刀は抜け、心も動く。

余白とは、他人を思いやるスペースであり、自分を省みる静けさでもある。

奇跡がなかなか起きないのは、

私たちがその余白を失ってしまうからだ。

我を手放し、心の純度が高まるとき、

世界はそっとこちらに歩み寄ってくる。

その瞬間を人は“奇跡”と呼ぶのだろう。

奇跡は遠くの出来事ではない。

それは、切羽の先——

我を削ぎ落とし、心に余白を残したその静かな瞬間にこそ、

確かに息づいている。

  • 電話番号0235-24-1048
    営業時間

    窓口 8:30〜11:45/13:00〜16:30

    電話対応 8:00〜17:00

    定休日日・祝・土曜不定休・年末年始
    所在地山形県鶴岡市宝田三丁目16−20