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今年は、山形の川に鮭がほとんど戻ってこないという。
例年の八分の一。数字は淡々としているのに、川の景色を思い浮かべると胸がざわつく。
広島では牡蠣が歴史的不漁。
全国では、あちこちで熊の出没が相次いでいる。
気候や海水温の変化、環境の影響──説明はいくらでもあるのだろう。
けれど今年に限って、こんなにもいろいろが重なるものだろうか、と考えてしまう。
ふと思う。
このクマたちは、ナウシカで言う“オーム”のような存在なのではないか。
ただ暴れているのではなく、もっと深い場所からの“知らせ”として里に姿を見せているのかもしれない。
会社では、熱中症だの豪雨だの、季節ごとの対策に追われてきた。
その矢先に、今度は「クマ対策までお願いします」と言われる始末である。
自然相手の仕事とはいえ、ここまでバリエーションが増えると、私たちはまるで“自然警備隊”だ。
でも、こうして人が右往左往している裏で、自然は静かにサインを送り続けている。
鮭の川、海の養殖場、山の気配──それらはいつも何かを語りかけている。
暑さ、豪雨、そしてクマ。
そのどれもが「どう自然と付き合うか」を問い直してくる。
今年の異変は、もしかすると自然からの小さな声なのかもしれない。