ありがたいことに最近人から本をすすめられる事が多く、その本が面白いのなんのって。今回は貸して頂いたのですが、幸せの翻訳家ひすいこたろう著【今日は人生最悪で最高の日〜1秒で世界を変えるたったひとつの方法〜】についてご紹介します。
この本、ズバリ泣けます。この本は、16人の日本の偉人(坂本龍馬から長嶋茂雄・タモリまで)が登場しその苦難をどう乗り越えたのか、そしてその苦難こそがいかに幸せの入り口であったのかを紐解くエッセイ。
なぜ泣けるのか。この16人の真っ直ぐな心・生き方が突き刺さるんです。誰よりも誰よりも練習をしていた長嶋茂雄が結果が出ず悩んで気が付いたこと「練習が足りていない」とか。安藤百福の「仕事は執念。執念とは愛です。」とか。余命5年を宣告された孫正義の「一番大切なことは、一番大切にしたいことを、一番大切にして生きること。」とか。「金を儲けよ」と生涯一度も口にしなかった出光興産創業者出光佐三はなんと言っていたか「人を愛せよ」とか。開けることのない撮影用のタンスの中身まで完璧に準備した黒澤明の「神は細部に宿る。だから見えないところに愛を注ぐ。すると、見えるところが光りだす。」とか。1万2,000キロを犬ぞりで駆けた植村直己の「問われているのは、言葉ではない。問われているのは、あなたの真剣な眼差しだ。」とか。
ひすいさんの解釈で変換されているこれらの絶望から見出した言葉には、自分で生きるって言うことの悦びが詰まっています。GWにぜひぜひぜひ読んで欲しいこちらの本ご紹介しました。